まえがき PROLOGUE

 それは、遠い遠い昔のお話。そして現在も続く近い未来でのお話。
壮大な銀河系の中での、愛に満ちた眩い惑星「プレアデス星」と、小さな小さな「地球」と言う星でのお話。

 私達が生まれた地球の外には沢山の惑星と壮大な銀河系、そして永遠に続く未知なる宇宙の世界。この不思議な宇宙の世界には、一体何があるのだろう。どんな人達がいてどんな動植物達がいるのだろう。まだまだ地球人にとっては未知の世界。しかし、必ずそれはあるという感覚と現実。その中で私達は何をして、何の為に生涯をまっとうすれば良いのだろうか・・・。みんなで一緒に考え、素敵な事をしませんか?

「ある日の出来事」 ONCE UPON A TIME

 澄んだ空気、清らかな水、光に煌く眩しい緑、そんな自然に取り囲まれた大地の上で暮らす、とある家族がいました。その家族は決して裕福とは言えない暮らしでしたが、温かい心に満ちた日々を送っていました。

 ある日の事、一人の不思議な少女が家族の前に現れました。その少女はとても小さくか弱い女の子。しかし、その瞳はとても澄んでいて真っ直ぐな力強さを持った不思議な女の子でした。
 少女はふっと気が付くと、とても眩しく明るい新鮮な世界にいました。長い眠りから覚めたような感覚で、狭くて暗い時空を越えた時の早さの中にずっといたような気がしました。少女は無意識の中呼吸をしました。すると、ずんっと瞬時に体が重くなり重力を感じました。

「知らないヒトが沢山イル。でもナゼか安心出来ル不思議な感覚・・・誰ナンだロウ・・・」
「みんナ私と初メテ会うはずナノニ、温かい心デ迎えてくれてイル・・・」
「みンな私ヲ見て笑ッテイル・・・」
「ミんないつモ私の近くニいてクレル・・・」
「眩しくテ温かくテ柔らかいモノの中に守られテイル・・・気持ちガイイ・・・」
 
 その家族は純粋で天使のような少女に魅了され、大切な家族の一員として迎えました。少女もまた家族の温かさに触れ、一緒に暮す事を望みました。

 狭くて暗い時空を越えた時の早さの中で一人でいた少女は、実はとても弱虫で臆病で本当はその中に入るのが怖くて仕方がなかったのです。しかし何らかの必然的理由から入らなくてはいけなかったのです。
 そこを抜け出してみて少女は感激しました。怖くて怖くて仕方が無かったのに抜け出してみれば、そこはとても温かい世界。そして今まで見た事も感じた事もない世界だったのです。少女はすっかり過去の事も暗闇の事も忘れ、今目の前にある事に夢中になりました。
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